[やせない理由]
食べ過ぎてしまう人と、そうでない人の違いは？
間食が止められない人と、しなくても平気な人の違いは？
この2つの答えがダイエット成功のカギです。これから、そのヒントをお話しします。
｢食欲を無理に抑えるダイエットは成功しない。｣
空腹感は、身体が必要とする栄養素を補給するために起こる生理的な欲求です。一定の時間がくると生理的メカニズムによって空腹感が起こるようになっています。
この空腹感を抑えることは意思の力でできるものではありません。生命活動を維持するために必要な栄養素を摂取するために自然に起こる生理的欲求ですから、無理に抑えようとすると、大きなストレスになります。
常にイライラし、仕事や勉強に集中するどころではありません。ついには自分で自分の気持ちをコントロールできないパニック状態に陥ってしまうといってもいいでしょう。
それに対して、空腹感と関係なく起こる食欲があります。おなかは十分に満たされているのに、まだ食べたいという気持ちです。
食後に甘いデザートを食べないと気がすまなかったり、目の前にスナック菓子などがあると自然に手が出て、目の前から消えるまで食べ続けてしまうということは、太りすぎを気にしている人の多くが経験しているに違いありません。
空腹感や、食欲を無理に抑えたダイエットは、油断をするとすぐにリバウンドしてしまいます。食事の量を無理に減らすと、身体に必要な栄養素が不足するために、脳が「もっと食べろ！」という指令を出してしまうからです。身体に必要な栄養素とは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などです。お菓子以外の自然な食品にたくさん含まれています。
また、好きなものを食べたいという欲求を抑えつけるダイエットを続けていると、反動で、身体に必要な量以上に食べてしまうため、みるみるうちに体重が増えてしまうのです。
つまり、リバウンドは空腹感や食欲、そして身体に必要な栄養素を無視したダイエットでは当然起こる結果といわざるをえません。
「周囲の人に気づかれず、痩せましょう」、「これまでどおり食べながら痩せましょう」こういうアピールのダイエット方法を試した人で、５ｋｇ、10㎏のダイエットに成功した人はほとんどいらっしゃらないでしょう。
もし、なんとしても5㎏は痩せたい、できることなら10㎏以上減らして若い頃のようなメリハリのあるきれいな身体を取り戻したいというのであれば、ひとりでこっそりという方法では難しいといっていいでしょう。
太りすぎを解消したい。肝機能障害や高脂血症を改善し、健康になりたいというのであれば、それまでの食事のしかたや生活習慣をどのように変えたらいいか、しっかり指導してくれる人が必要です。
身体が太るメカニズム、やせるメカニズムを研究した痩身医学の専門家の指導のもとに行う健康的なダイエット、それが耳つぼダイエットです。
ついつい甘えがちになる気持ちや、弱気になる心を支え、アドバイスしてくれるパートナーがそばにいてくれることが、ダイエット成功の最大の秘訣です。